傷んだ種芋を育てると成長するのか?
芽出し中の種芋が腐って真ん中にぽっかり穴が空いてしまいました。
種芋が多いとこのように傷んでしまうものもいくつか出てきます。
いつもなら捨ててしまうのですが、もしかしたら途中で腐りが止まってればこれを植えたら自然薯が出来るのでは?
ということで、試験用に4つ同じような状態の種芋が出てきたのでこれを使用します。
傷んだ種芋なので芽の伸び方がちょっと変です。
6月14日
定植しました。
腐らずに芽は成長していくのでしょうか??
7月4日
芽は少しづつ伸びています。
7月11日
4本のうち1本に異変が・・・
ちょうどこの時期、雨が全くふらず畑がカラカラの状態で多くの自然薯を枯らしてしまいました。
その影響かこの種芋も芽の先端が干からびています。
種芋を取り出してみると新しい自然薯は下に伸びているようです。
空洞の中を見るとカビが生えていました。乾燥状態が長かったのかもしれません。
残念ですが、残りの3本で引き続き経過観察を続けます。
8月15日
葉が茂ってきて順調に見えますね。
ここまでくれば傷んでしまった種芋とは関係なく地中に這った根の力で成長しているので収穫まで行けるでしょう。
10月15日
気温もだいぶ下がり、葉が黄色くなり始めてきました。
今年はむかごもかなり多くついています。
11月25日
収穫を迎えました!
掘ってみると・・・
無事、ちゃんとした自然薯ができていました!
今年は植え付け後に雨が全く降らず葉の成長が悪かったのですが、2本は500g~600gくらいと思ったより出来が良かったです。
結論
今回は、結構ひどく傷んでいた種芋を使って試験的に栽培してみましたが傷口が完全にコルク化していたため芽出し~葉が伸びるまでの栄養分としての役割はなんとか果たせていたようです。
とは言っても、本来は普段であれば捨ててしまう種芋なので大きく立派な自然薯を作りたいのであれば正常な種芋を使いましょう。